医科向けに特化したコンタクトセンター受託サービスを展開するメディカルラインは、薬剤師をはじめとした有資格者のオペレータを数多く採用しているが、こうした“専門家”に対するコミュニケーションスキル教育に悩むケースは数多い。同社では、徹底的なモニタリングに基づく評価の最適化、業務をまたがるキャリアパスの設定でES向上を実現すると同時に、品質向上のためのミステリーコールを自社業務に対し実施している。ポイントは以下の2点。
(1)入社時研修とフォローアップ研修、勉強会など教育モデルの体系化
とくに相談者のニーズを把握するためにヒアリング能力の体得を重視。モニタリングに基づく反復訓練、臨床をはじめとした弱点を補うための勉強会を定期的に実施する。
(2)職種選択の多様化とキャリアパスの設定
顧客応対業務だけでなく、インタビューフォームや文献検索など医療業界特有のバックヤード業務を含めた職種を用意。センターでは、基本応対マナーから顧客満足に至るまで5項目の評価に基づいたキャリアアップ制度を用意。