コールセンターはストレスフルな職場なだけに、“心の健康”を害するスタッフは少なくない。また、手塩に掛けた人材の離職は大きな痛手だ。そこで、メンタルヘルスケアへの取り組みが重要となる。PCテクノロジーでは、ストレスと向き合うための正しい知識を学ぶ「セルフケア研修」を全スタッフに実施、さらにSV以上には部下の変化に気づき適切に対処する「ラインケア研修」を施す。“心の強い”人材を育成することで平均定着期間の延伸につなげている。ポイントは2つ。
(1)現場事例を挙げて理解しやすく
メンタルヘルスケアの専門家が実施する研修は一般的な職場環境向け。セルフケアでは、専門家のノウハウを学んだ現場経験のある講師が、より理解しやすく実践しやすいよう、センターならではのストレス要因を具体的に盛り込みながら、対応策を伝える。
(2)ケーススタディで徹底討論
ラインケアでは、現場で起こりがちなストレス要因/反応を挙げ、上司としてどう行動すべきだったか(要因排除)、あるいは対応すべきか(反応対応)を参加者同士で討論。擬似体験を積むことで現場管理に活かす。