
ピークタイムと通常時の繁閑差が大きいセンターでは、稼働率の維持は難しい。ライフカードを発行するライフは、主に請求書発送のタイミングで呼量が激変するため、それ以外の時期の稼働率低下が課題だった。アウトバウンド施策で、稼働率の維持と経営貢献という2つの成果を挙げた。
ポイントは、2つ。
(1)インバウンド専門のオペレータにとって抵抗感のないプログラムを構築
アウトバウンドの目的や内容を説明した上で、自発的に参加してくれるオペレータから協力を要請。セールスではなく、利用を促す情報の案内や、入会手続きで困っている顧客に対するフォローを目的としたプログラムなどを構築した。しつこさを排除したトークを展開させているのが特徴。
(2)オペレータのセンスを活かす
型通りの画一的な案内ではなく、話し方などはオペレータのセンスに任せた。これにより、『カード1枚の重み』に対するセンター全体の意識が向上。アウトバウンドでの成果を創出するだけではなく、インバウンドでのアップセルについても、実施率・成功率が高まった。