みんなのArduino入門
電子教材や美術アートの表現用としてArduino(アルデュイーノ)は、現在では多くの人に利用されています。
本書はそのArduinoを回路図を使わず、具体的に写真で丁寧に解説しました。電気にあまり詳しくない人でも、短時間でArduinoにチャレンジできます。また、ブレッドボードとジャンパワイヤによる配線も簡単なものとし、プログラムとなるスケッチも極力短くしています。
ただし、動作はしっかり、基本から応用までよくわかる本格仕様になっています。
内容詳細
(「はじめに」より抜粋)本書は、電子・電気が専門ではない人たちでも、簡単に、短期間で、オープンソースハードウェアであるArduinoでのモノづくりの世界を知ってもらうために執筆しました。 今回、この本をまとめるにあたっては、回路図をなくし、ケーブルによる配線は少なくし、さらに動かすプログラミング(スケッチ)も短いものとして気を配りました。このことで、電子・電気以外の人たちでも、場合によっては小中学生でも、Arduinoを使いこなせればと思っています。これまでにない、Arduinoファンの裾野を広げるためにまとめたものともいえます。
■サンプルコードのダウンロードはこちらから ■本書の補足情報はこちらから(PDF) ■理解度の確認に最適! 「みんなのArduino入門」確認課題と演習(PDF) ■本書の構成 |
第 I 部 準備編 |
第1章 Arduinoってどんなもの? |
1.1 Arduinoの誕生と背景 1.2 Arduinoとは 1.3 Arduinoの特長 1.4 Arduinoの機能 1.5 Arduinoの準備 1.6 統合開発環境(IDE)の準備 1.7 Arduinoを効率よく学ぶ |
第2章 Arduinoを動かしてみよう |
2.1 PCとArduinoとのUSBケーブル接続確認と注意事項 2.2 サンプル・スケッチを動かしてみよう 2.3 PCとArduino間のシリアル通信(シリアルモニタ表示) 2.4 ブレッドボードとジャンバワイヤを使ってみよう 2.5 アナログ・デジタル入出力とシリアル通信を知る |
第3章 プログラミングの基本を知ろう |
3.1 はじめに知っておくべきこと 3.2 C言語の基本的な決まりごとを知ろう 3.3 変数を使ってみよう 3.4 制御文を知ろう 3.5 関数を使ってみよう 3.6 よく使うものを知っておこう |
第 II 部 基礎編 |
第4章 入力部品を使いこなそう |
4.1 アナログとデジタルの入力系を知る 4.2 アナログ入力(可変抵抗器と電圧測定)を知る 4.3 デジタル入力(タクトスイッチとチルトセンサー)を知る |
第5章 出力部品を使いこなそう |
5.1 デジタルとアナログの出力系を知る 5.2 PWMによるアナログ出力(LEDと圧電スピーカの制御)を知る 5.3 デジタル出力によるLEDの制御 5.4 デジタル出力による圧電スピーカの制御 5.5 モータ(ファン)をアナログ出力で動かす |
第 III 部 ステップアップ編 |
第6章 高度な入力出力部品を使ってみよう |
6.1 温度センサー(アナログ)を使ってみよう 6.2 光センサー(アナログ)を使ってみよう 6.3 加速度センサー(アナログ)を使ってみよう 6.4 超音波距離センサー(デジタル)を使ってみよう 6.5 赤外線距離センサー(アナログ)を使ってみよう 6.6 液晶ディスプレィ(LCD)を使ってみよう |
第7章 ちょっとしたティップス |
7.1 タイマー機能を使う 7.2 複数スケッチによるタブ画面を使う 7.3 不揮発性メモリーEEPROMを使う 7.4 割込み機能を使う 7.5 シリアル通信機能を使う 7.6 知ってて得するArduino情報 |
付録 |
付録1 この本で扱った電子部品(教材キット) 付録2 この本で扱った電子部品のスケッチ利用まとめ(早見表) 付録3 TABシールドの紹介 付録4 Arduino関連情報サイト |