地域で活きる実践IoT
自治体、農業、倉庫・工場の活用事例
地域の企業や農家が、自ら課題に正面から取り組み IoTで成果を上げた新鮮な事例を掲載
テレコミュニケーション編集部 編、NTT東日本 ビジネス開発本部 監修 A5判 188ページ 定価:1,540円(税込) ISBN:978-4-86594-179-1 2018年12月上旬刊行
一見、IoTとは縁が遠そうな中小企業や地方産業にこそ、IoT導入で成果が上がることを示した好事例集。 人手や手間を要する現場の監視作業、熟練者の見立てが必要な日々の実務など、IoTで著しい効果を上げた事例をその背景や要因分析を含め詳しく紹介しています。
内容詳細

「ITを使って仕事を効率化したい」、「人手不足を補う方策としてITを活用したい」など現場の課題に対し、多額の投資を必要とせず、無理なく取り組むためのアイデアが盛り込まれた注目すべき実例集です。

本書を読むと、大企業、ハイテク企業だけでなく、街の普通の会社や工場、地方の農家にこそIoTによる課題解決の糸口が多くあることが分かります。

省力化、人材確保、生産性向上、経済的損失の抑止など、具体的な成果が見える身近なIoTの活用事例が紹介されています。

地域企業の経営者、実務家、ITコーディネータ、SIer、自治体職員にお勧めの1冊。


■本書の主な内容
序論 IoTが変革する日本の経済とビジネスモデル
第1章 IT+AIで未来を先取りする農業法人の挑戦
サラダボウルグループ
第2章 農業IoTで成果、さらに魅力ある郷土作りへ
山梨市
第3章 ぶどうの栽培技術を共有、地域全体のブランド化へ
JAフルーツ山梨
第4章 IoT活用で果樹園の凍霜害防止作業を軽減
JAふくしま未来
第5章 鶏舎の温度管理にIoT、昼夜の心理的負担を軽減
有限会社中村養鶏場
第6章 「荷役」を「スマートロジスティックス」へ
株式会社PAL
第7章 IoTによる見える化でベテランの技術を継承
協立金属工業株式会社
第8章 製造現場の可視化を進め、稼働率と生産性を向上
友栄塗装株式会社、トーメックス株式会社
第9章 ものづくり・農業・観光でIoTを地域ぐるみで実践
山梨県
終章 デジタル化が開く地方創生、地域でこそIoTは新しい価値を生み出す
東京大学教授 森川博之氏