コンテナ開発からK8s本番運用まで
■本書のゴールと工夫 本書が最も重視したのは、必要な知識を厳選して、効率よく習得できることです。しかし、本書はK8sを一通り説明して終わる解説書ではありません。本書1冊で、このキーテクノロジーを、開発・運用の現場で実践的に活用できるようになることがゴールです。より具体的な言い方をすれば、K8sを使うアプリケーションの概要設計(論理設計)ができる、あるいはシステムのアーキテクチャを描けるようになることがゴールです。 そこへ向けて、さまざまな工夫を凝らしました。 ■自分のペースで1ステップずつ学習 本書をはじめとする「Step Up!選書」では、読者が自分のぺースで1ステップずつ学習を進め、独学で技術力を高めることができるように、考え抜かれた編成でリードしていきます。網羅的な説明項目の列挙や、理論体系の単純トレースはしません。開発リファレンスや逆引き、クックブック(開発レシピ)とも違います。プロのエンジニアとしての実力を高めるための著者オリジナルのシナリオに、士気高く踏み出してください。 ■著者プロフィール 高良真穂 (たから まほ) 日本アイ・ビー・エム クラウド&コグニティブ・ソフトウェア事業本部に所属 ■本書の主な内容 |
◆1章 DockerとKubernetesの概要 |
1 Kubernetesとは? 2 コンテナの理解が前提 3 Kubernetesの基本 4 本書の学習環境 5 Dockerコマンドのチートシート 6 kubectlコマンドのチートシート |
◆2章 コンテナ開発を習得する5ステップ |
Step 01 コンテナ最初の一歩 Step 02 コンテナの操作 Step 03 コンテナ開発 Step 04 コンテナとネットワーク Step 05 コンテナAPI |
◆3章 K8s実践活用のための10ステップ |
Step 06 Kubernetes最初の一歩 Step 07 マニフェストとポッド Step 08 デプロイメント Step 09 サービス Step 10 ジョブとクーロンジョブ Step 11 ストレージ Step 12 ステートフルセット Step 13 イングレス Step 14 オートスケール Step 15 クラスタの仮想化 |
◆付録 学習環境の構築法 |
1 シングルノード構成の場合 2 マルチノード構成と仮想環境 3 クラウド環境IKSとGKE |
◆Column |
・海上コンテナがもたらした改革とITのコンテナ ・5Gと自動運転で注目されるK8s ・K8sユーザーのためのYAML入門 ・ポッドのトラブルシューティング |