おしゃべりロボット「マグボット」
ラズパイとArduinoで電子工作
やさしい図解で、自作ロボットにチャレンジ!
小池星多 著 B5変型判 400ページ 定価:3,300円(税込) ISBN:978-4-86594-018-3 2016年5月中旬刊行
マグボットは、電子工作が初めての人にも馴染みやすい、シンプル構造のロボットです。一方、顔の動き、話す内容をプログラミングできるなど、本格的なロボットの基本機能も備えています。本書には、ロボット製作を通じて、段階的に工作知識が身に付けられるよう、随所に工夫が施されています。
内容詳細
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■マグボットとは
マグボットは、初心者にもやさしいコミュニケーション志向型ロボットで、次の特徴を持っています。
・表情豊かに目と口を光らせたり、首を動かしたりしながら、音声合成で話すことができます。
・PCやスマホから、Wi-Fiなどでリモコン操作ができます。
・製作費用は、1万円台。100均ショップの部材も積極的に活用しています。
・本体には、人気のラズパイ(Raspberry Pi)とArduinoを使用。手を動かし作りながら、これらの使い方や連携方法も学ぶことができます。
・Scratchにも対応しており、無償でダウンロードできる専用ソフトウェアにより、子供でも楽しくプログラミングし、動かせる環境が提供されています。

■本書の特徴
・上記のロボット製作という目標に向かって、電子基板やプログラミングの知識のない方でも、少しずつ段階的に作って学べる電子工作の入門書となっています。
・また、入門だけにとどまらず、ラズパイとArduinoの連携方法など、幅広い展開に活かせる各種応用技術についても解説しており、電子工作の楽しさがさらに広がります。
・図解や写真、コラムなどを豊富に用いたわかりやすい内容で、最後まで飽きずに本格的な電子工作が楽しめます。

●本書「刊行に寄せて」より
「私は、2015 年のMaker Faire Bay Area で、初めてマグボットに出会いました。
マグボットは、コミュニティ主導でオープン、知的所有権に縛られないイノベーションのすばらしい事例でした。
私たちは、マグボットを通じて、多くの人々がエキサイティングなコンピュータやエレクトロニクスの世界に出会うことを願っています。」
(Raspberry Pi 財団 設立者エベン・アプトン)

■本書の主な内容
第1章素人がロボットを作れるようになるまで
第2章マグボットの全体像
第3章Arduinoを動かしてみよう
第4章シリアル通信でArduinoをリモコンしてみよう
第5章Raspberry Piを動かしてみよう
第6章ブラウザからArduino を動かそう
第7章Raspberry Pi で音声合成をする
第8章マグボットを組み立てよう
第9章マグボットを動かしてみよう
第10章Scratch でマグボットを動かそう
第11章巻末資料