ユーザー要求を正しく実装へつなぐ システム設計のセオリー
実践で鍛え上げた手順を公開
赤 俊哉 著 A5判 428ページ 定価:3,630円(税込) ISBN:978-4-86594-005-3 2016年3月上旬刊行
電子書籍
筆者はベンダー側とユーザー側の両方の立場から、数多くの開発現場を踏んできました。本書ではシステム設計の手順を独自に体系化し、工程間のつながり・成果物・作業内容を明示。この骨格の隙間に、現場を這いずり回って集めた泥臭い“実務の技と掟”を精一杯詰め込みました。
内容詳細

システム設計には様々な考え方があります。しかし目的は明白です。情報システムの価値を最大化するために、ユーザーと開発チームとを橋渡しして、「ビジネスの要件を正しくシステムの実装へとつなぐ」――これ以外にありません。
本書はその手順を明示します。各工程の目的・作業内容・成果物・留意点を示しながら、データ・業務プロセス・画面UIといった設計対象ごとに「概要定義から詳細定義へ」「論理設計から物理設計へ」と進める手順を説明します。
特定の開発手法や方法論に囚われることなく、情報システムを設計する上で知っているべき原理原則、実装技術や環境変化に左右されない「システム設計のセオリー」を厳選して集約しました。


■[本書の主な内容]
序章
0.1 システム設計へのアプローチ
第1章 情報システムと設計
1.1 情報システムにおける設計
1.2 設計の全体像と基本方針
第2章 論理設計のはじめに
2.1 要件定義でやっておくべきこと
2.2 実装への下準備
第3章 データ設計のセオリー
3.1 データの設計
3.2 外部インターフェースの設計
3.3 データの実装
第4章 プロセス設計のセオリー
4.1 業務プロセスの概要定義
4.2 業務プロセスの詳細定義
第5章 機能設計のセオリー
5.1 機能の概要定義
5.2 機能の詳細定義
第6章 ユーザビリティ設計のセオリー
6.1 ユーザビリティの概要定義
6.2 ユーザビリティの詳細定義
第7章 設計のToBeを実装のAsIsへつなぐために
7.1 インフラ系と運用系の仕様固め
7.2 SOA・アジャイル開発への期待