「仮想化」実装の基礎知識
近年、「仮想化」の実装範囲が広がる中、その仕組みや技術を理解し、基礎知識として身に付けることが重要になってきています。
本書は、サーバー、デスクトップ、ストレージ、ネットワークそれぞれの仮想化について、基本技術から、実装するにあたっての設計上の考慮点、セキュリティ対策、Dockerや自動階層化、VXLAN等、比較的新しい技術まで幅広く説明しています。
内容詳細
■[本書の主な内容] |
第1編 仮想化の基本 |
第1章 仮想化とクラウド |
1. 仮想化の概念 2. クラウドコンピューティングとは |
第2章 サーバーの仮想化技術 |
1. サーバー仮想化の概要 2. サーバー仮想化技術(ホストOS型、ハイパーバイザー型、LPAR型、メモリのオーバーコミット、ライブマイグレーション) 3. 主なサーバー仮想化製品(VMware vSphere ESXi/vCenter Server、Hyper-V/System Center、CitrixXenServer/XenCenter、KVM) |
第3章 デスクトップの仮想化技術 |
1. デスクトップ仮想化の概要 2. ホステッド型仮想化方式を支える構成要素 3. ローカル型仮想化方式を支える構成要素 |
第4章 ストレージの仮想化技術 |
1. ストレージ仮想化の概要 2. ストレージ仮想化技術(RAID、ストレージプール、シンプロビジョニング、ストレージ階層化、データ再配置、マイグレーション) |
第5章 ネットワークの仮想化技術 |
1. ネットワーク仮想化の概要①(機器・回線の仮想化) 2. ネットワーク仮想化の概要②(機能の仮想化) 3. SDNとOpenFlow |
第2編 仮想化の実践 |
第1章 サーバー仮想化の実装 |
1. 実装計画 2. 信頼性対策(ホストクラスタとゲストクラスタ等) 3. 設計上の考慮点(バックアップ、リソース状況の把握) |
第2章 デスクトップ仮想化の実装 |
1. 実装計画 2. 設計上の考慮点(運用体制と運用項目、CPU性能、メモリ容量等) |
第3章 ストレージ仮想化の実装 |
1. 実装計画 2. 信頼性対策(PTC機能・リモートコピー機能の活用等) 3. 設計上の考慮点(シンプロビジョニング機能によるボリューム管理、ストレージプールの構成、ストレージ容量の拡張、コントローラーと論理ボリューム等) |
第4章 ネットワーク仮想化の実装 |
1. 実装計画 2. 信頼性対策(NIC、ESM、TORスイッチ等) 3. 設計上の考慮点(SNMPの活用、ポート設計、帯域設計、OpenFlow等) |
第5章 仮想環境におけるセキュリティ対策 |
1. サーバーの対策(認証、セキュアプログラミング等) 2. デスクトップの対策(シングルサインオン、多要素認証、ロケーションアウェアネスセキュリティ等) 3. ストレージおよびネットワークの対策(暗号化、スナップショット、ファイアウォール、IDS/IPS等) |
第3編 進化する仮想化技術 |
第1章 サーバー/デスクトップの新技術 |
1. サーバーの新技術(コンテナ型仮想化技術、Docker) 2. デスクトップの新技術(クラウドの活用、画像処理技術の強化等) |
第2章 ストレージの新技術 |
1. 重複データ削減 2. 自動階層化 3. クラウド環境のストレージ |
第3章 ネットワークの新技術 |
1. OpenStack 2. ネットワークオーバーレイ(VXLAN、NVGRE等) |