要件定義から運用・保守まで全展開
インフラ設計のセオリー
システム基盤技術に定評のあるJIECの精鋭メンバーが、豊富な経験から知見を出し合い、インフラ設計のポイントを抽出。インフラの要件定義から基本設計に至るまで、各工程の検討事項を具体的に項目化、さらにそれぞれの要点を体系的にわかりやすくまとめた実務入門書です。
内容詳細
■本書紹介 インフラに求められる要件を、構築の手順に照らして項目化・分類。 要件定義から可用性、性能・拡張性、運用保守性、セキュリティまで、設計の全体像を分かりやすく工程別に解説。 様々なケースでの適用に配慮し、随所に考え方の指針を分かりやすく明示。 ■著者プロフィール JIEC 基盤エンジニアリング事業部 インフラ設計研究チーム JIEC内の基盤(インフラ)エンジニアリング事業を主とする部署・精鋭メンバーによる合同チーム。同社は、創業以来、「プロフェッショナル・サービス」を社是に掲げており、大規模で難度の高い情報システムの構築に、多くの経験と実績がある。 ■本書の主な内容 |
序章 システムインフラについて |
0.1 システムインフラとは 0.2 システムインフラの使命 |
第1章 インフラ構築の流れ(設計の前に I ) |
1.1 インフラ構築の流れ(1)-各工程の流れ 1.2 インフラ構築の流れ(2)-企画および計画工程 1.3 インフラ構築の流れ(3)-要件定義工程 1.4 インフラ構築の流れ(4)-設計および製造、テスト工程 1.5 インフラ構築の流れ(5)-運用保守工程とプロジェクトライフサイクル |
第2章 インフラの要件定義と非機能要求(設計の前に II ) |
2.1 インフラの要件定義 2.2 非機能要求に対する課題解決の第一歩-非機能要求グレードの活用 2.3 非機能要求項目の概要 2.4 要件の実現へ-システム構成決定へのアプローチ |
第3章 要件定義から設計へ |
3.1 そもそも「設計」とは? 3.2 基本設計と詳細設計の位置づけと記載内容 3.3 本書で使用する設計モデルシステム―3階層システムとは |
第4章 可用性設計のセオリー |
4.1 可用性設計-SPOFと冗長化 4.2 冗長化の例(1)-サーバ内ハードウェアの冗長化 |
第5章 性能・拡張性設計のセオリー |
5.1 性能・拡張性を考慮した設計 5.2 システム拡張性の確保 |
第6章 運用・保守性設計のセオリー |
6.1 システム運用項目(1)-運用時間 6.2 システム運用項目(2)-システム停止時間 6.3 システム運用項目(3)-バックアップ 6.4 システム運用項目(4)-システム監視 6.5 システム運用項目(5)-運用時の体制 6.6 システム運用機能の自動化 |
第7章 セキュリティ設計のセオリー |
7.1 情報技術(IT)による対策 7.2 識別と認証 7.3 暗号化に関わる対策 7.4 通信制御 7.5 監視・制御 7.6 セキュリティリスク管理 7.7 ウイルス・マルウェア対策 |
付録 商用システムにおけるシステム構成の変遷 |