プログラマの開発資産はソースコードでしょう。けれど、ユーザ企業に大切なのはデータ(情報資源)の方です。この真理は、クラウド移行、ビッグデータ、IoT、AI導入等により重要度を増しています。企業がデータセントリックの視点に立ち返るべきは、むしろこれからでしょう。本書の著者が「伝説の情シス部長」、「日本を代表するITアーキテクト」と呼ばれる理由もそこにあります。 ■「本書を推薦します。」 ・山岸耕二氏(株式会社メソドロジック代表取締役社長) ※本書の内容は、株式会社アイ・ティ・イノベーションのホームページに掲載されている計100回の連載「現場を極めたITアーキテクトが語る」のコンテンツを全面再編集し、著者自身による大幅な加筆・修正を加えて1冊にまとめたものです。 ■著者プロフィール 1982年より協和発酵工業(現・協和発酵キリン)の情報システム部で30年間社内システムの構築に携わる。メインフレームからオープン環境へとITが変遷するなか、DBモデラー兼PMを担い数多くのシステムを完工。2005年からは部門長とアーキテクトの二足のわらじを履き、2010年にエンタープライズデータHUBによる疎結合アーキテクチャの完成に至る(IT協会ITマネジメント賞受賞)。2013年1月よりアイ・ティ・イノベーションにてコンサルティング活動を開始し、同年7月よりビジネステクノロジー戦略部を立ち上げ、今日に至る。 ■本書の主な内容 |
■第Ⅰ部 何をなすべきか? |
第1章 問題の所在 第2章 取り組むべき課題は何か? 第3章 取り組みにあたっての留意点 |
■第Ⅱ部 アーキテクチャ |
第4章 EA:エンタープライズ・アーキテクチャ 第5章 DA:データアーキテクチャ 第6章 AA:アプリケーション・アーキテクチャ 第7章 TA:テクノロジ・アーキテクチャ |
■第Ⅲ部 戦略ソリューション |
第8章 エンタープライズ・データHUB 第9章 マスタデータHUB 第10章 トランザクションデータHUB 第11章 情報系データウェアハウス |
■第Ⅳ部 戦術ソリューション |
第12章 リポジトリで情報を可視化 第13章 ゆるやかなシステム移行 第14章 近未来へ先手を打つ |
解説 [渡辺幸三] |
ほか |