Windows / Linux のトラブル追跡 実践ノウハウ エンジニア必携
コンピュータシステムに発生したトラブルの原因を突き止めるために、どのようなツールを使い、どういった情報を収集するのか。システム開発および保守の現場で経験豊富な執筆陣が、それぞれの業務で培ってきたさまざまなノウハウをわかりやすく解説しました。
内容詳細
「まえがき」より トラブルの原因箇所を指摘するのに、ソースコードは不要です。必要なのは、有益なツールとその使い方に関するノウハウです。これを知れば、開発者とのコーディネーションはもっと上手くいくはずです。 客観的な証拠を的確に指摘できるようになれば、コンポーネントの開発者やベンダーを円滑に動かし、必要な修正をいち早く受けられるようになることが期待できます。 本書が、サポートエンジニアと開発者の距離を縮め、情報システムに携わる全ての人に笑顔が広がある一助になれば幸いです。 ■[本書の主な内容] |
第1章 トラブルシューティングの考え方 |
仮説と検証/トラブルシューティングの7つのプロセス/インシデント・問題・既知のエラーの区別と記録/物理障害と論理障害/SOAP方式/インターネット検索エンジン/検索エンジンと固有表現 等 |
第2章 システムの基本情報の確認 |
コマンドプロンプト/システム情報の確認/IPアドレス・MACアドレスの確認/トライバーの確認/インストール済み更新プログラムの確認/wmicコマンドによる情報の取得/ハードウェア情報の調査/カーネルモジュールの確認/サービスの確認/アカウント情報の確認/インストール済みパッケージの確認/カーネルパラメータの確認/ブートローダ設定の確認/SELinux設定の確認 等 |
第3章 ログ、設定の調べ方 |
隠しファイル・隠しフォルダー等について/フォルダー(ディレクトリ)構成について/イベントログについて/レジストリエディターについて/環境変数について/設定ファイルについて/grepコマンドを使ったログの検索/コマンドの組合せによるログの調査/圧縮ファイル内の検索/agコマンドを使ってより高速に検索/詳細なログの取得/巨大なログの調査/ログのリアルタイム監視/設定ファイルの閲覧・編集/sudoコマンドの利用/パーミッションについて/読取り専用でファイルを開く/設定ファイルのフォーマットの調査/起動スクリプトについて/入力したコマンドと出力結果の記録 等 |
第4章 プログラムを調べる |
動作中のプログラム・プロセスの調査/ファイルを開いているプログラム・プロセスの調査/プログラムが使用・依存するライブラリの調査/プログラムがアクセスするファイルやレジストリの調査/システムコール呼出しの調査/不明なファイルのデータタイプの調査/バイナリファイル内の文字列の調査/メモリダンプの取得/メモリダンプの解析/強制ダンプ 等 |
第5章 ネットワークのトラブルシューティング |
ARPキャッシュの確認/疎通確認/デフォルトルートの調査/通信経路の確認/ポート状態の確認/名前解決の問題/ターゲットホストへの接続/ターゲットホストの状態の確認/ファイアウォールの状態の確認/通信内容の保存/特定の通信データの抽出/通信データの破棄/通信帯域の絞込み/通信のリダイレクト/通信のトンネルをつくる/LinuxからのWindows共有フォルダーへのアクセス/条件を指定してwebからファイルをダウンロード/Webサイトの検査 等 |
Appendix iOS / Androidのトラブルシューティング |
設定画面からの基本情報の取得/デバイス情報の確認/スクリーンショット・動画の取得/ネットワーク情報の取得/パケットの解析/操作不能時の復旧方法 等 |