基調講演 10:00〜10:50 満席
<講演概要>
今世紀に入りグロローバル時代の急速な進展により、産業構造および、経済社会が大きく転換する「大変革時代」の到来が指摘されてきている。日本製品は価格競争の波に押されると同時に、技術においても敗北の危機に直面している。
つまり今までのものづくりの在り方の潮目が変わりつつあるという事である。一方、国内に目を向けると、少子高齢化、環境エネルギー、医療・介護など様々な課題に直面している。
そこで、この課題を解決するキーワードとして近年注目されているIoTを中心とした第4次産業革命(情報通信革命)である。
このような状況下において本講演では新しい経済社会の実現に向けた基本的な考え方ものづくりの在り方、官民一体となったBCGトライアングル、新「医。職。住民」等新しいビジネスの視軸について提言する。
今回お話しする主な項目は
1.日本型産業革命(IoT)を活用する対象産業とは〜今我々はどういう時代にいるのか〜
2.ワイヤレスは第4次産業革命の基幹インフラになる。
3.長期波動の下降期に革新的な発明・発見(産業革命)が起こる
4.21世紀になってパラダイム変化が起きている
5.新しいものづくりの考え方
6.ドイツのインダストリー4.0 GEのインダストリアルインターネットとは
7.なぜ今IoTブームなのかーIoTを活用したビジネス創出の手掛かりを探る
8.第4次産業革命に対応する人財育成の方向性
東京大学 大学院
経済学研究科 ものづくり経営研究センター
特任研究員 日韓IT経営協会会長
吉川 良三 氏
<講師略歴>
1963年 日立製作所入社 CAD/CAMの開発に従事
1989年 NKK(現JFEホールディング)エレクトロニクス本部開発部長
1994年 韓国三星電子 常務取締役 開発革新の推進に従事
2004年〜 東京大学大学院経済学研究科 ものづくり経営研究センター特任研究員
2006年〜 日韓IT経営協会会長
2007年〜 東京設計管理研究会学術会員
2008年〜 立命館大学大学院 イノベーションセンター客員研究員
2009年〜 埼玉大学大学院情報処理研究科 非常勤講師
2015年〜 東京大学工学部精密工学科非常勤講師
【主な著書】
『シンパラムハング カミカゼイルボン』(2001 韓国 ダラクイン社)
『危機の経営』(2009.9 講談社 畑村洋太郎共著)
『サムスンの決定はなぜ世界一速いのか』(2011.4 角川書店)
「勝つための経営」(2012.4 講談社 畑村洋太郎共著)
「日本の国際競争力」 第7章執筆(2013.11 財務省財務総合研究所 編集 中央経済社)
「ものづくり維新」(2014.7 日経BP社)
「日本型第4次ものづくり産業革命」(2015.6 日刊工業新聞社)
「IoTで変わるのは製造業だけではない」(2017.6 日刊工業新聞社)
A-1 11:00〜11:50 満席
<講演概要>
先進的な製造業では既に品質や設備保全の分野でIoTやAIの導入が始まっています。
方や、導入を試みようとしたもののうまく進んでいない事例も少なくありません。
このセッションでは、うまく進まない事例を参考に、IoTの導入を検討する際に押さえておくべきポイントを「データマネジメント」、「アナリティクス」、「実装」の3つの観点でご紹介いたします。
SAS Institute Japan株式会社
プラットフォームソリューション統括部 IoT & Advanced Analyticsグループ
部長
辻 仁史 氏
<講師略歴>
2001年に入社。コンサルティング本部に配属され、モデル開発や分析組織の立ち上げに関わるコンサルティング業務に従事。現在はIoT分野全般におけるSASアナリティクス製品を統括。
A-2 13:00〜13:50 満席
<講演概要>
ヒューレット・パッカード・エンタープライズがグローバルに展開しているソリューションとその適用事例をご紹介しつつ、デジタル変革(Digital Transformation)におけるポイントと、IoTの本質についてのインサイトをご紹介します。
日本ヒューレット・パッカード株式会社
通信・メディアソリューションズ統括本部
IoTスペシャリスト
福本 靖 氏
<講師略歴>
国内外のスタートアップ企業において、ビジネス開発、経営に携わりモバイルビジネス関連のソリューション、市場開拓を経験。その後縁あって日本ヒューレット・パッカード入社。入社後はコアネットワーク関連ソリューションのソリューション営業を経てIoTビジネスに携わる。
A-3 14:00〜14:50 満席
<講演概要>
世の中ではIoT化が加速度的に進むと言われつつも、IoTの導入を進める企業担当者にとって「セキュリティ」と「導入費用」が大きな障壁となり、実際には中々進んでいません。
このセッションでは、これらの懸念材料を解消すべく今年7月にリリースした「100円SIM」サービスについて、競合他社のサービスと比べてどこが違うのかのポイントを交えつつ、わかりやすくご紹介していきます。
NTTコミュニケーションズ株式会社
ネットワークサービス部 オープンネットワーク部門
主査
井上 北斗 氏
<講師略歴>
「100円SIM」サービスの企画・開発者。
2007年NTTコミュニケーションズに入社。法人営業とパートナーセールスの経験を得て、グローバル向けM2Mサービスの立ち上げに関わる。現在は日本・グローバル双方におけるIoT/M2Mサービスの戦略立案、開発に従事。
A-4 15:00〜15:50 満席
<講演概要>
昨年よりBLEデバイスを中心とするIoTコネクティングサービス「monoコネクト」の提供を開始。
今年の11月には新たにLPWAをラインアップに加わえ、すでにさまざまな分野において実証実験もスタートしています。
本講演では、monoコネクトのBLEやLPWAのそれぞれの特徴や活用方法など、事例を交えながらご紹介いたします。
レンジャーシステムズ株式会社
執行役員 IoT事業部長
木村 秀一 氏
<講師略歴>
BBテクノロジー(現ソフトバンク)にて各種ネットワーク・無線系エリア構築などのプロジェクトマネージャーとして新規事業の立ち上げに多数関わり、その後ベンチャー企業でBLEを軸としたIoT事業を立ち上げ、2016年3月よりレンジャーシステムズに参画。IoT事業責任者として「monoコネクト」を立ち上げ、デバイスの開発・IoT事業の推進を行っている。
特別講演 16:00〜16:50 満席
<講演概要>
IoT(接続機能を持つ「モノ」を実現する技術)によって、最適化に使うことができるデータの種類が広がり、最適化の実行を徹底させることができるようになった。ところで、最適化とはそもそも何をどうすることで、どのようにして経済効果を生み出すのか? ビジネスにおいて最適化のアプローチとして一般的に使われている3つのタイプのアナリティクスを概観し、それらとIoTを組み合わせることで生まれる経済効果の可能性を探る。
APT(アプライド・プレディクティブ・テクノロジーズ・インク)
シニアバイスプレジデント(日本代表)
及川 直彦 氏
<講師略歴>
電通、ネットイヤー、マッキンゼー、電通コンサルティングにおいて数多くの企業の成長戦略の立案を支援してきた。2013年10月よりAPTに移り、同社の日本事業を統括。米国で活用が進んでいる予測分析を活用した利益改善のアプローチを日本の企業に提供している。
B-1 13:00〜13:50
<講演概要>
FlyDataは、シリコンバレーで日本人起業家により設立されたスタートアップです。企業が持つまだ十分に活用されていないデータを、ビッグデータ・AI・IoTのテクノロジーを利用して、その可能性を解き放つことをミッションにしています。
この講演では「データ駆動経営」を実現する為のソリューションを事例を交えてご説明します。
FlyData株式会社
Sales Engineer
加納 峻佑 氏
<講師略歴>
2007年金融系SIerで外国為替取引システムの開発を経験後、2010年株式会社リクルートに入社。企業向けIT製品情報サイトを活用したマーケティング施策を提案する企画営業に従事。
その後スタートアップ企業2社を経て、2017年よりFlyData株式会社に参画。データ活用を促進するソリューション「FlyData Sync」の提案を行っている。
<講演概要>
来る第4次産業革命(インダストリー4.0)に向けて、FlyData株式会社と東京工業大学発のベンチャー企業である株式会社光コムは製造業向けのクラウド型品質検査プラットフォーム「光コムDrive」を共同開発しました。これまで職人が目視で行っていた検査工程を自動化し、蓄積したデータをAIを活用しながら解析をすることで生産ラインの効率性を最大化することが可能な仕組みです。
株式会社光コム
取締役COO
野田 直孝 氏
<講師略歴>
東京大学経済学部卒業後、野村総合研究所にて経営コンサルタントとして勤務。その後、人材系事業者の事業再生、Webマーケティング企業における上場を経験し光コムに参画。専門は、経営変革、システムインテグレーション、マーケティング。目下のテーマは、インダストリー4.0の実現、自動車生産現場の革新。
B-2 14:00〜14:50
<講演概要>
スマートファクトリー、スマートシティ、スマート製品等、監視モニタリング、ビッグデータ解析等、IoTの導入の成果をどう見定め、試験運用で終わらない具体的なマネタイズ化(収益化)へどう導くべきなのか、マーケットシェア No.1のThingWorxの豊富なユースケースをご紹介いたします。
PTCジャパン株式会社
IoT 営業本部 本部長
山口 達也 氏
<講師略歴>
[職務]
PTCのIoT 営業本部、本部長として、日本におけるIoTビジネスの責任者を務める。
[経歴]
2010年6月PTCジャパン エンタープライズパートナープログラムのディレクターとして入社。以降、2013年チャネル・エンタープライズパートナープログラムのシニアディレクターとして既存チャネルビジネス促進とエンタープライズパートナーとの協業モデルの確立に尽力。
2015年10月よりテクノロジープラットフォーム事業部の事業部長として日本におけるIoTビジネスの責任者を務める。
PTC入社以前は1994年より日本オラクル株式会社 データベース営業部門にてパートナー協業推進、およびオラクルアプリケーションの175社を超えるパートナーとのアライアンス・ネットワーク・マネジメントを担当。
オラクル入社以前はNECグループにて製造業向けのソリューションセールスのマネージャーとしてCAD/CAM/CAE、MRP、FAシステムの販売を担当。
[学歴]
法政大学にて社会学学士号を取得。
B-3 15:00〜15:50 満席
<講演概要>
IoTのビジネス活用が、実用化のフェーズからスケールフェーズになってきました。そこで、いますぐ使えるスマートなIoTソリューションの数々を一挙ご紹介します。そして、今後IoT、AI、5Gを活用したより先端的なソリューションとビジネスを創出していくと考えられる"フォグコンピューティング"について分かり易く解説します。
インテル株式会社
営業本部 IoTシニア・スペシャリスト
OpenFogコンソーシアム 日本地区委員会チェア
下堀 昌広 氏
<講師略歴>
91年、日立工機株式会社に入社。オフィス向けプリンタの組込みソフトウェア開発に従事。02年、ソニー株式会社に入社。PC事業の商品設計業務に従事し、ハードウェアおよびソフトウェアのプラットフォーム設計における戦略策定と商品化のマネジメントおよび主幹技師。14年、インテル株式会社に入社。現在日本市場でのIoT(Internet of Things)エンド・ツー・エンド・ソリューション提案およびIoTコンソーシアムや標準化業務に従事。